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ビルマからの手紙(PART 2 OF 3)

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ビルマからの手紙(PART 2 OF 3)


訳者あとがき

『ビルマからの手紙』を始めるにあたって、私にはもうひとつの思いがあった。 言論の自由を奪われた国の人々の声をできるだけ広く世界に伝えることは、言論の自由を享受している国のジャーナリズムの責務であり、またそれによってわれわれの言論の自由も豊かにすることができるのではないか。 さらにアウンサンスーチーさんの文章がすぐれた作品であるならば、日本のみならず世界の各地で広範な読者を獲得するはずである。 原文が英語であることと、現在の国際的な情報ネットワークの発達がそれを可能にしてくれるであろう。 そしてそれがうまくいけば、国際社会へむけた日本の情報発信基地としての役割についても新たな可能性が開かれるはずである。



さいわい連載開始後、私のささやかな試みに対して確かな手応えが返ってきた。 ここでくわしく紹介するスペースはないが、日本の読者からはビルマとアジアへの理解を深めるとともにアウンサンスーチー像についても認識をあらたにしたという感想が多数寄せられた。 「ザ・デイリー・マイニチ」(「英文毎日」)に掲載された原文は、インターネットを通じてビルマ情報に関心をもつ世界の人々に流され、APなどの西側通信社は毎週1回の『手紙』のなかからニュース性の高い情報を世界に配信しはじめた。 タイの週刊誌、英字紙につづいて、米国最大の独立系ニュース・シンジケート「ユニバーサル・プレス・シンジケート」(UPS)を通じてアジア、欧州、米国、中南米の十数カ国の新聞、雑誌に同時掲載されるようになった。

 (中略)

逆境のなかでも世界に向かって『手紙』を書き続ける彼女のエネルギーと努力は、驚異的であると同時にわれわれにも勇気と元気をあたえずにはおかず、なぜ彼女に対するビルマ民衆の支持が衰えないばかりか逆に高まっていくのかの理由の一端をとき明かしてくれる。 しかもその文章は、政治に真正面から立ち向かいながら、幅広い教養としなやかな感性に裏打ちされたこまやかな人間と自然の観察、ユーモアとウィットをけっして失わない。 両者の共存という政治文化は、残念ながら日本の政治家には見出せないものであるし、また世界を見渡しても、はげしい政治闘争の渦中にある指導者がそれを同時進行でこのような筆致で記録した例を、私は寡聞にして知らない。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)



233 - 234ページ
『ビルマからの手紙』
著者: アウンサンスーチー
訳者: 土佐桂子・永井浩
1996年12月25日 初版発行
発行所: 毎日新聞社




つまり、世界のネット市民の知る権利のために、ケイトーは忘れてはならない情報を発信しているつもりになっているの?



そうですよ。 その通りですよ。

でも、ケイトーが一人だけで、このような事を書いたところで世界が変わるわけでもないでしょう?

もちろん、世界が急に明日から戦争のない世界に変わるわけないよ。

だったら、無駄じゃない。

いや。。。決して無駄じゃないよ。 次のように書いてあるでしょう!

現在の国際的な情報ネットワークの発達が

それを可能にしてくれるであろう。

そしてそれがうまくいけば、

国際社会へむけた

情報発信基地としての役割についても

新たな可能性が開かれるはずである。

。。。で、ケイトー(デンマン)は、自分が国際社会へむけた情報発信基地のつもりでいるのォ〜?

うへへへへへ。。。そのつもりなのですよ。 次の検索結果を見てください。





あらっ。。。“Grassroots Net Politics デンマン”と入れて検索すると 40,600件も引っかかってるじゃない! 上のリストの中の10件の記事はケイトーがすべて書いたの?



うしししし。。。そうなのですよ。

でも、Grassroots Net Politics って何よ?

ちょっと読んでみてください。


ダメな政治家と

国会で政治をやるなんて

時間の無駄です

僕はこの20年間、ヨーロッパ史、古代オリエント史、古代ギリシャ史、古代ローマ史、古代日本史、古代中国史、古代インド史、。。。を自習してきました。
つまり、僕は20年近く“歴史馬鹿”であり続け、歴史の本や映画を暇があれば片っ端から観たり読んだりしてきました。
しかし、ヨーロッパ社会に、例えばギリシアやローマの時代、もっと下ってヨーロッパ中世の時代に農民たちの生活の悲惨さに心を砕いた支配者はめったに居ませんでしたね。

江戸時代だって、農民に対する政策の基本は“生かさず殺さず”だったですよ。
つまり、為政者の中で本当に庶民のことを考えている人は極めてまれだったんですよ。
奈良時代に山上憶良のような“社会派歌人”は極めてまれだったんです。

だからこそ、大伴家持が政治批判のために『貧窮問答歌』を載せた。
でも、これは完全に藤原政権から無視された。
だから、庶民は平安時代に地獄のような生活を余儀なくされた。

そして、現在の日本の政治家を見てくださいよ。
大伴家持や山上憶良のような“社会派”の役人も政治家も極めてまれですよ!
でしょう?

何度も言うように、政治家が年金をごまかす!
日本国民の福祉と幸せを願って国政を預かる人たちが年金をごまかす。
一体、どういう神経を持っているのか?
どういうオツムを持っているのか?
これでは、平安時代の藤原氏と全く変わりがありません。
自分のことしか考えてない!

年金をごまかした国会議員のほとんどすべてが、
今でもあなたの税金を使いながら、国会議事堂の中を歩いていますよ。
うへへへへ。。。。

“デンマンさん、日本へもどってきて政治家になってください”、と言ってくれた人が居ますが、
年金をごまかすような日本のダメな政治家と国会で政治をやるなんて馬鹿らしくてできませんよ。
あの大橋巨泉さんが嫌気がさしてしまうぐらいの政治の内容なんですからね。。。。
馬鹿馬鹿しくてやってられないんでしょうね。その気持ちが分かりますよ。

だから僕は、国を越えたレベルで、
世界のネット市民の一人として正しいと思うことを一人でも多くの人に読んでもらう。
それが僕のできる事だし、それが僕にとって“草の根政治”だと信じていますよ。

日本に年金をごまかす政治家が居る限り、馬鹿馬鹿しくて政治家なんかになれませんよ。
時間の無駄です。
意味のない事をやる事は犬死ですからね。
年金をごまかす政治家と肩を並べて政治をやるのは、僕にとって犬死に等しいですよ。
それよりも、自分の信じる事をこうしてブログで記事にして書いた方が よっぽど世界のネットの発展のためになると信じているんですよ。
うへへへへ。。。。

だから、世界のネット市民の一人としてバンクーバーでこうしてブログを書いています。
Grassroots Net Politicsを実践しているつもりなんですよ。。。うへへへへ。。。。。

"grassroots net politics" を入れてGoogleで検索してみたら、一つも引っかかりませんでした。

注釈:

この言葉を記事の中で僕が何度も書いたので、
現在では僕が書いたものばかりがたくさん引っかかります。
試してみてください。 
ダブルクオートで囲むことをお忘れなく。

いづれにしても、このような活動をしている人が全世界に居ますよ。
僕もそのうちの一人です。

So, let's carry out grassroots net politics, shall we?



『万葉集の謎と山上憶良』より
(2006年7月1日)

『Grassroots Net Politics』にも掲載
(2011年6月15日)




つまり、40,600件も増えたと自慢したいわけね?



いや。。。自慢したいわけではないのですよ。 つまり、僕も次のように言いたいわけですよ。

現在の国際的な情報ネットワークの発達が

それを可能にしてくれるであろう。

そしてそれがうまくいけば、

国際社会へむけた

情報発信基地としての役割についても

新たな可能性が開かれるはずである。


 (すぐ下のページへ続く)


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